今日も運ぶ、戦う、増える〜。そして食べられぬ〜♪。ヒメムシロ?。

貝類

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某ゲームの歌のようなタイトルですが・・・。

現在、海の近くに住む友人の家の一部屋を使わせてもらっているのですが、その他に別の部屋に一つ水槽を置いております。

なかなかしっかりした水槽で、多少の地震でも問題なく対応できていてとても安心。

※自宅のは諸々不安だらけなので、玄関に置いてます。

こんな感じの水槽。下の濾過層を利用して、ヒルギを育ててみたりもしています。

この水槽、環境だけ整った状態で譲り受けたので、今のところ捕まえた、いきものを入れて見ている感じなのですが、底砂が厚く敷かれている中にムシロガイがおりました。

にょきっと突き出た水管がなかなかによい。

俗にスカベンジャーと言われる、動物の死体などを食べる海の掃除屋さんです。

小さいのでまぁ食べることはないと思いますが、似た種類にはキンシバイやアラレガイ、ハナムシロガイなんかの有毒種なんぞもいてなかなかに楽しませてくれます。

とても小さいあなたは何ムシロ?。

一つ沈んだ殻を拾って確認。

大きさは全体的に僅か1cm程度。爪楊枝の柄の部分と比較してもわかるように非常に小さな巻貝です。

ムシロガイはわかるものの、何ムシロなのか全くわからず、調べるのにひと苦労。

気にし出すと、この手の貝についてはわからないことだらけで”あーでもないこーでもない”と時間が過ぎていきます。

殻高わずか1cmめちゃ小さい。

あれこれ見て比較してみると、似ているようで似ていなかったり、サイズが違ってたり・・。

結局、水管の長さ、色、殻の大きさ、深いくびれ、殻口の内側のひだ、水管口の長さなどからヒメムシロだと判断しました。

がっ!。合っているかどうかの確証はない。

思った以上に難しいですね。

餌をあげてみると。

水槽にはウミシダ、テズルモズル、タツノオトシゴなんかを入れて飼育しているのですが、いずれも餌がコペポーダやホワイトシュリンプのような小さなものなので水槽に入れると溶けて思いっきり拡散します。

普段は砂の中に潜っていて、この子達も全くわからないのですが、餌の匂いに誘われ砂の中からモコモコ飛び出して来ます、こいつがなかなかにかわいい!。

こんな感じで”ポコン”と飛び出してきます。

ワーイ餌だ!。と言わんばかりに這い出てくる様はまるであのゲームのよう(あ、実際にプレイしたことないのでCMイメージとか勝手な自分の想像です)。

であっという間にこんな感じに。

水管をフリフリしながら這っていく様はなかなかにラブリーなのですが、しばらくすると・・・

”くっつくなっつーの”。

激おこプンプンでみなさん”中指おっ立て”てなかなかなモッシュ。

仲間同士がくっつくのを嫌がり、あちこちで大振り回し大会が始まります。

これはこれで見ていて非常に楽しい。

わらわら出てくるにしても一箇所からあっという間に出てくるのでなんでだろう?と、しばらく観察していると、流れてくる餌の溜り場所(ホットスポット)のようなものがあるようで、多くはその下に潜っているみたい。

ちゃんと餌が落ちて来やすい所を選んでいるんですね、スゴイ。

※そういえば、肉食性のクロバイガイなんかもピンポイントでたくさん捕まえたりできたことがあったので、海中にはさまざまな要素で局所的なポイントがあるのだなと再認識。

そのあとは、みんな落ち着いてもぞもぞして餌を食べ終えると、砂の中に戻って行きます。

こういう世界感が存在するのって、自分的にとても興味がありそそられます。

放っておくと勝手に増える?

最初は数匹程度しかいなかったようですが、自分が見た限りかなりの個体数がいたので繁殖力がかなり強そうです。

そして誰もいなくなった。

なので、この環境でどのくらい増えるのか?今後、観察を続けていきたいと思います。

と言っても数に関しては底砂を出すわけにいかないので餌を入れた際に目視で確認、とまぁ、あやふやな数字になるかと思いますが・・・。

その前にヒメムシロで合っているのだろうか・・・。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございます。

いきもの。っていいですね。(おしまい)。

参考:京都大学総合博物館

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